採用職人の知恵袋

自社の仕事をわかりやすく伝える方法は?

採用職人の清田です。

今日のご質問は、

「自社の仕事をわかりやすく伝える方法は?」

というものです。

そうですね。

採用コンサルティングに入る時に、

まず着手するのはここですね。

クライアント様の仕事を

どうやったらわかりやすく伝えることが

できるのか?

つまり採用の成功をしてもらおうと

思ったら避けては通れない道であり、

採用の成功に対してとてもパワフルな

ことだとも言えます。

では、どうして

自社の仕事をわかりやすく伝える方法が

大切だと思っているか?

というところから話を進めていきます。

自社の仕事をわかりやすく伝えることが

できないとどうなるか?

簡単な話です。

相手が理解してくれない。

という状況が起こります。

相手が学生だった時には、

「よくわからないから、きっと自分には向いていないんだ」

となってしまいますし、

相手が見込み客だった時には、

「よくわからないから、きっと欲しいものではないんだ」

となってしまいます。

つまり自社を売れないという

ことになってしまうのです。

ここで一つ疑問に思われたかもしれません。

「えっ?自社のことをわかりやすく伝える

ことはできていないけど、見込み客は、

うちのことを理解して買ってくれているよ?」

そうですね。

その業界においては当たり前なことだと、

説明をすることもなく自社の仕事を

理解してくれるということが

世の中にはたっくさんあります。

専門用語をばんばん使っても、

同じ業界の人同士ならば通じるけれど、

別の業界の人からすると、

何言っているか全然わからない現象ですね。

この場合自社の商品やサービスは

買い手の理解力が高いから売れている

という状況ですけれど、

相手の理解度が低い場合に対応ができない。

採用では専門知識、業界知識を持っている

学生だけをターゲットにするというのは、

あまりにもターゲットが少なさすぎる

ということになってしまいます。

そのため採用をするのであれば、

自社の仕事をわかりやすく伝える

ということがとても大切になるのです。

自社の仕事をわかりやすく伝えられなければ

いけない理由はご理解いただけたかと思います。

でも

「そっかぁ!自社の仕事をわかりやすく

伝えたらいいのね!わかりました!」

なんて簡単にできるのであれば、

既にやっているよという話です。

誰だって好きこのんで、

自社のことを複雑に伝えたいわけでは

ありません。

わかりやすく伝える方法がわからないから

複雑に伝えてしまうというだけなのです。

かくいう採用職人の経営する

採用コンサルティングも自社の仕事を

説明することができないと頭を抱える

仕事です。

お恥ずかしながらですけれど、

自社の仕事をわかりやすく伝えるのが

難しい仕事を、専門知識がない相手に

どうやって伝えるのか?

ということを、うちの会社の事例で

ご説明していきます。

まず第一に、

うちの会社ではわかりやすく会社や

仕事の説明をすることはできていません。

そのため、

営業活動では大変苦労をしておりまして、

今クライアント様になってくださっている

会社様はすべて、ご紹介からのお客様です。

実際にうちのサービスを使ってくれて、

効果のほどがわかってくれているお客様が、

採用や組織化で別の経営者様から相談を

受けたときに、

「うちは、あの会社を入れてうまくいったよ。

紹介しようか?」

という流れです。

まったく仕事の説明をしていないので、

そうやってご紹介を受けた見込み客の方と

お話をする時には、割と時間をかけて、

自社のサービスのことを説明していきます。

相手が知りたいと思ってくれているから、

聞いてくれますけれど、

相手が知ろうとしてくれないと、

そんなに長い時間話を聴いてもらうことが

できないので、結局伝えることができずに、

「うん、よくわからないから、

うちには必要なサービスではないのだろう」

と早々に見切りをつけられてしまいます。

つまりうちの会社にとって、

自社の仕事をわかりやすく伝えるという課題は、

未解決のまま存在している壁であり続けています。

でも、採用はできてしまいます。

それこそ同じ人材業であり、

シェアNo1の会社と採用の競合になる

(学生がうちか、シェアNo1の人材会社を迷っている)

状況でも、採用しきることができるくらい

学生には自社の仕事を伝えきることが

できています。

その理由の本質を一言で伝えると、

「イメージさせる」

ということになります。

人って自分の理解が及ばないものって

なかなか理解が進まないし、頭に入ってこない

わけなのですけれど、それを自分の身近にあり

よく知っている何かに例えると、

途端に理解が進むという機能を持つ脳を持っています。

背景がわかるとイメージが湧くという脳を持っています。

だから自社の説明を、

そのまま愚直にしてしまうと理解が進まなくても、

それをイメージできるようにすると

「なーるほどー」

と理解してくれます。

そして、これまでよくわからないと

思っていたものが理解できると、

面白くなってきます。

興味を持ちます。

そこでズドンと学生の心に、

うちでなければならない理由を

打ち込むことで入社意欲がぐんと上がるのです。

まずはわかりづらい

うちの会社の仕事ってどんな仕事なの?

ということを、何の工夫もなく説明してみます。

うちの会社は人材教育業の会社です。

主に企業様の採用、教育、組織化の課題に

対しての問題解決をする人材コンサルティングの

仕事を主軸としています。

また、コンサルティングに必要であるならば、

紙媒体や動画などの採用ツール制作のご提案もし、

受注した採用ツールは自社で内製する部隊もいます。

どうですか?

めっちゃつまらなさそうじゃないですか?

これじゃあ学生は志望してくれません。

まず、この機能しか紹介していない

排泄物つまらない説明に、

MISSIONを入れていきます。

うちの会社は「はたらくをポジティブに」

というミッションを掲げている人材教育業です。

企業の側から見たら採用

学生の側から見たら就活

企業と学生の接点で、

企業には、

「求職者に憧れられ、社員が誇りに思う組織」

を作るお手伝いをしています。

学生には、

「自分の人生の自分でデザインしていける

ようになる就活支援プログラム」

を提供しています。

いかがでしょうか?

内容として省いた部分もありますけれど、

少しは興味を引く文章に変化してきたでしょうか?

でもまだ弱いですよね。

このくらいの説明をしてくれる企業は

たくさんありますので完全に埋もれます。

なのでここで、

WHYを入れていきます。

うちの会社は「はたらくをポジティブに」

というミッションを掲げている人材教育業です。

企業の側から見たら採用

学生の側から見たら就活

企業と学生の接点で、

企業には、

「求職者に憧れられ、社員が誇りに思う組織」

を作るお手伝いをしています。

学生には、

「自分の人生の自分でデザインしていける

ようになる就活支援プログラム」

を提供しています。

なぜ?うちの会社が「はたらくをポジティブに」

という使命を掲げているかと言いますと、

今のままの社会を僕たちの次の世代に

残してしまうのは、僕たちの前の世代の

方々に顔向けできないと考えているからです。

皆さんの周りに、

「あ~仕事って最高だよね!

今日もこんないいことがあってさぁ!

もしかしたら、こんなことも実現

できちゃうかもしれない!!!」

と仕事を楽しく語る大人って

どのくらいいますか?

逆に

「はぁ、仕事面倒くさい。

明日行きたくねぇなぁ

宝くじでも当たったらすぐ会社辞めるのに」

と仕事をうつうつと語る大人って

どのくらいいますか?

そんな大人の背中を見た子ども達は、

どうして仕事に夢を描けるのでしょう?

描けないですよね。

あんな風になりたくないって思うじゃないですか?

僕らの世代は、

大人がかっこよかったんですよ。

もうね、お父さんもヒーローでした。

かっこいいと思って早く仕事したいと

思っていました。

だから僕は仕事が大好きだし、

仕事によって金銭以外の豊かさも

手に入れることができています。

仕事なしで生きていくなんて、

笑顔のない社会で生きているのと

同じなんじゃないか?と思うくらいに、

仕事がしたいと思っています。

すごく充実して瞬間瞬間は大変なこともありますよ。

でも、タイムマシンで高校生に戻れても、

同じ人生を歩みたいと心の底から思います。

だから、僕ら大人が仕事で夢を追いかけて、

次の世代を担う子ども達が憧れるような

そんな社会人をたくさん作りたいんです。

ちょっとどころじゃなく長くなって

しまいましたけどね、

WHYが入ると、何かオンリーワンのように

なりますよね。

でもね、

まだ弱いです。

ただの理想論じゃないですか

まぁこれだけでも、

素直な学生は心射抜かれて、

「僕も私もそれを実現したいです!」

と言ってくれることもあります。

でもまだ弱いです。

じゃあ何を次に入れますか?

HOWを入れましょう。

どうやってその夢を実現していくんですか?

という質問に答えるのです。

これをビジョナリーカンパニーという名著では、

BHAG(ビーハグ)と言います。

人生を賭けた大胆な目標

と訳されます。

具体的な目標です。

そしてその目標を聞くと、

それが実現したときに、

どんな社会が見えるのか?

ということがリアルにイメージ

できるほどの描写で

HOWを描きます。

ただ、先ほどの文章に

HOWまで足してしまうと、

ちょっと合同説明会では

語り切れないような分量に

なってきてしまいます。

だから合説ではここまで語らないですけど、

語るのは単独会社説明会

ここで長時間語っても

学生は疲れてしまうので、

音と映像を使い聴覚だけでなく、

視覚や振動による触覚への刺激も

使いながら伝えます。

平たく言うと映像ツールを使う

ということです。

Youtubeを代表とする

動画で慣れた世代は言葉だけでは、

イメージするのが苦手という人もいます。

だから直接視覚にうったえられる道具を

使うのです。

このnoteに動画を貼るわけにはいきませんので、

HOWを文章だけで伝えて、

今回の質問の回答とさせていただきます。

(MISSHION、WHYを入れた文章の後に)

私達は「はたらくをポジティブに」を実現するために、

リアルロールプレイング空間を創ろうと思っています。

ロールプレイングゲームってやったことありますか?

僕たちの時代にはドラクエとかファイファンとか

聖剣伝説、ロマンシングサガとかたくさんの

ロールプレイングゲームがあって、

すごく熱中したのを覚えています。

考えているのは、

戦士とか魔法使いではなく、

営業とか企画とか

実際の職にジョブチェンジをしながら、

そのジョブのミッションをクリアしていくゲーム

そのミッションはすべて現実世界で行われる

研修であり、そのゲームでのレベルアップは

現実世界での能力向上を意味するものにします。

ルイーダの酒場みたいなところで、

複数の特定のジョブの人と協力しないと

取り組めないミッションなんかも用意して、

実際の社会で現実を動かしている人の

疑似体験ができます。

そんな研修空間を創り上げ、

学生が自分のレベルを上げるために

それに取り組みます。

いずれそのロールプレイングのジョブの

習熟度が企業側からすると

エントリーシートよりも意味のあるものに

なっていくでしょう。

そのリアルロールプレイングゲームを

一緒に創っていく人を採用します。

僕たちと一緒に、冒険を始めませんか?

いかがでしょうか?

響く人には響き、響かない人には響かない

という万人受けする提案ではないと思います。

ですが、映像がなくても、

これに心打たれて入社意欲を固める人も

いることでしょう。

これは実際に2017年卒採用の時に、

うちの会社が実施した採用のメッセージです。

いい人が採用できました。

具体的過ぎて、

参考になるかどうかわかりませんが、

試しに自社の仕事をどんな風に例えられるのか?

考えてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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