採用職人の清田です。
今回のご質問は「まだ社内の受け入れ態勢が整っていないのに採用に踏み切れないですよね?」です。
これもとっても多くいただく
ご質問です。
そして、お気持ち、大変よく理解できます。
「まだ社内の受け入れ態勢が整っていない」
という状態は、いわばバケツの底に穴が
開いているという状態に近いです。
せっかくバケツ一杯に水を入れたいと
思っているのに、底に穴が開いていると、
どんどんそこから水が流れていってしまって、
どうにもならないから、
穴をふさぐのが先でしょ?
そういう質問だと理解しています。
この考え方自体は至極真っ当
正しいと思います。
しかし、
次の質問でバケツと組織の違いを感じて
いただけるかもしれません。
「じゃあ社内の受け入れ態勢は、
いつ整うのですか?」
はっ!
となっていただけましたでしょうか?
そうです。
社内の受け入れ態勢というのは、
すなわち、社員が定着し、成長していく
ための受け入れ側のスキルの問題だったり、
仕組みの問題です。
これは新卒採用をするしないに関わらず、
整っているにこしたことはないものです。
そりゃ、社内の教育制度が整っているのと、
整っていないのとどちらがいいですか?
と質問して、整っていない方がいいと
言われる方は大分ユニークだと思います。
した方がいいと思っているのに、
いつまでたっても整わないもの
それが受け入れ態勢なのです。
じゃあ、受け入れ態勢が整うのは諦めて、
バケツに穴が開いたまま水道の蛇口を
捻ったらいいのか?となります。
これに対する答えは、
「まずは人を採用しましょう。
そして、人を採用する過程で、
採用プロジェクトメンバーの意識を整え、
採用ができて、学生が半年後には入社
してくる。という切羽詰まった状況下で、
大急ぎで社内の受け入れ態勢を整えて
いきましょう。」
です。
僕も師匠から言われたことがあります。
「いい会社に、いい人が集まるんじゃない。
いい人が集まると、いい会社になるんだ。
今一流と言われている会社も、
最初は掘っ立て小屋から始まってる。
いい会社はなるものではなく、
いい人と一緒に創り上げていくものなんだよ。」
まさにおっしゃる通りだと
思いました。
この議論は、
ニワトリが先か卵が先か
と揉める議論に見えるのですが、
時間軸を一年単位で見て、
「採用をしてしまってから整える。」
これの一択だと思います。
ぜひ、社内を整えなくてはならない
のっぴきならない事情を作り上げてから、
受け入れ態勢を拡充していってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。